ここでいう古本は、時間がどれくらいたっているかという意味です。
以前、ブックオフなんかで買っていた古本に関しては、ほぼ平成になってからの出版物でしたが、
この商売を始めてから、たとえば昭和40年台くらいの本を見ると、「お、最近だな。」なんて思うようになってきました。
明治・大正時代の書籍を扱うこともありますので、そこらへんは一般の人とは違う感覚なのでしょうね。
そんな時代から書籍はずーっと発行されているわけで、そのすべての書籍の価値を見極めようとしても、新参者の古本屋にそりゃ無理ってもんですわな。
なので、長い年月古くから営業している古本屋さんの知識には、到底かなうもんではありません。
私が所属する神奈川古書組合にも、知識を持ったほんとに尊敬できる諸先輩がたくさんおられます。
しかしながら、そんな知識を持っているはずの古本屋さんをもってしても店舗を継続して運営していくのは難しく、無店舗営業に仕事の形態を変えざるを得ない状況です。
この様な状況の中で言えることは、「商品知識と経験」と「本を売る営業力」については全く別物ということは明らかで、「営業力をより鍛えなければ古本屋として生き残っていくのは難しい。」ということになるかと思います。
ま、どんな仕事でもいっしょだと思いますけどね・・・。
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