段ボールでの出品の場合、細かい物が入っていることが多いのだけれども、お客様から買取してきたものの仕分けが面倒で、そのまま「ドバッ!」っと市場に出品されることも少なくない。
市場で仕入れる側は、そのめんどくささと売り上げを天秤にかけて、儲かりそうなら仕入れるわけだ。
古本屋はよっぽど利益が出ると踏まなければ「めんどくさい事。」はほとんどやんない。
時間がもったいないからだ。
本に関しては、ある程度の知識を持っているが、専門以外の分野となるとやはり知識は少なくなる。
ただ、売るという行為は本であろうがなんであろうが同じなので、いい加減な説明で売ることは難しい。
「ジャンク品」とか「ひと箱まとめて」とかでくくらないと難しいだろう。
1つ1つ利益をもとめて販売するには、それなりの調査が必要になり、かつ、時間もかかってしまうから、それなら知識を持っている本を売った方が作業に伴った利益が出る。
だから、古本屋は時間がかかりそうな事には手を出さない。
ま、当然の事でしょう。
ただ、この段ボールの中をまさぐっていると、懐かしい物がごろごろ出てくる。
その懐かしい物も、だれも入札がなければ産業廃棄物として処分されていくことに・・・。
そして、悪い癖発動!!
案の定、入札1名。
車にむりやり詰め込み、持ち帰ったらかみさんに「じゃま!!」と言われ、子供たちは「おもちゃだ!」と色めき立つが、「売り物だ!」というとテンションだださがりで「つまんない」と一言。
はやいとここの荷物の行先を決めてあげないと、私自身が家族から「めんどくさい。」と言われるのに時間はかからない事でしょう。
ま~、すでにそう思われていても不思議ではないんですがね・・・。
だって、古本屋ですから・・・。