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2015年5月5日火曜日

昔の問題集

職業柄戦前の書籍を扱うことが良くあるのですが、落丁、水濡れ、破れ、書き込みなどのチェックは行うのだけれども、内容については案外よく見ていなかったりする。

今日、たまたま当時の小学校の問題集を検品していたので、内容についてもチェックしてみた。

チェックした書籍がこれ、


尋常3年の算術と国語 昭和5年発行

調べてみたところ、昭和5年の小学校教育はすでに6年生をとっており、現在の小学校3年生と
ほぼ同じ年齢。

そして、算数の1ページを見たのがこれ、

・・・・なんか、3年にしてはむずかしくね~かコレ。

じゃ、今の小学3年はどうなのかというと、一般的な問題がこれ、


文字通り、「桁がちがう」のです。

当時教えていたことに関して、このことだけを見て、戦前の教育が今より優れていたという風には思いませんが、

今教えていることが、当時より優れているとは必ずしも言えないんでしょうね~。

「ゆとり教育じゃなかったころは、どうだったんだろ。」つまり、昭和40年代生まれの僕らの世代。

古書市場にそれくらいの年代の物が出たら、落札していろんな年代で比べてみたい。

古本屋として、新たな興味を持たせてくれた1冊でした。




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